働く“場所”だけではないコワーキングスペースとは

気軽に仕事をするスペースを借りられる“コワーキングスペース”。起業したての会社やフリーランスで働く人たちに重宝されています。しかし、ただ働くだけではなく、さらなるビジネスの発展を狙ったサービスを提供してくれるコワーキングスペースが存在していました。

・ビジネスを発展させるキースペース

そもそもコワーキングスペースとは、複数の企業やフリーランスで働く人などでシェアして使えるオフィスのことです。オフィスを借りる費用を抑えることができたり、必要な時に気軽に仕事場を確保できるというメリットがあり、多くの方に利用されています。そのコワーキングスペースで、ただ仕事をするだけでなく新たなビジネスを生み出すシステムを構築し、提供しているのがアパマングループの「fabbit」です。設計・施工中のものを含めて、国内に23カ所、国外にも22カ所の施設があり、会員数は6600名にも及ぶようです。会員が利用しやすい環境づくりはもちろんのこと、多種多様なイベントやセミナーを開催するなどして企業同士が交流を深められる場所を作り出しているのです。

・世界に通用するビジネスの発展を考えた大村浩次

アパマンの社長である大村浩次はビジネスにおける「エコシステム」に重要性を見出したと言います。エコシステムとは一つの企業だけでなく、様々な企業や人が、自分たちの得意分野の技術やノウハウを持ち寄ってビジネスを発展させていくという考え方です。スタートアップ企業や第二創業の支援には欠かせないシステムとも言えるでしょう。
「fabbit」ではこのエコシステムの考えのもと、セミナーや交流会を行うことで、企業同士の出会いの場を提供しています。また、イベントを行い、スタートアップ企業と大企業との提携をマッチングするサービスも行っています。販売力や製造力、資金力のある大企業と提携することで、製作・販売にまで至っていなかった製品を世に出したり、新しいサービスを実現させたりと、様々なビジネスの発展が考えられます。

・人と人が出会うことで生まれるビジネス

普段から幅広い業界のとのつながりを大切にしているという大村浩次。自分とは違う考えや視点を持った人と話すことで視野が広がり、色々な発見をすることができるからと言います。ビジネスにおいてそれはとても重要なことと言えるでしょう。異なる分野の人同士が話をすることは刺激になり、新たなビジネスへの化学反応を起こす可能性が広がるからです。
実際アパマンが「fabbit」を立ち上げる前に運営していたコワーキングスペースでは、パーテーションで各企業間を区切っていたと言います。そこでは企業間の交流が生まれにくく、新たなビジネスや人とのつながりにはなかなか発展しなったそうです。そういった経験から「fabbit」ではパーテーションなどもなくし、ハードとしてもいつでも交流が深めやすい環境を整えたのだといいます。

「fabbit」というコワーキングスペースには、これからの躍進を狙う企業にとって見逃すことのできない環境やサービスが整っているようです。ITの発展が世界をつないでいる現代で、昔ながらの人とのつながりを大切に考える大村浩次の思いは、これからを担う若者たちの可能性を広げているのかもしれません。